投資ルールの安易な変更に潜むリスク~2019年7月の購入銘柄とともに~
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はじめに

私は毎月末、投資ルールを決めて、個別株やETFを買い増ししています。

これまでは、保有銘柄のうち月末の時価総額が最も低い銘柄と2番目に低い銘柄を12万円ずつ購入していました。

また、配当金もそれなりに入ってくるようになってきたので、配当金再投資先としてETFも12万円購入していました。

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正真正銘の配当金再投資へ

配当金再投資に関しては、できるだけ「手数料負け」しないように、1年間に受け取るであろう配当金の1/12を計算して、その額でETFを購入していました。

それぞれの銘柄の1年分の配当金が$1111には満たなかったので、ETFを購入することで仮の「配当金再投資」を行っていたわけです。

しかし、今月になって米国株取引最低手数料が無料化されたため、今月からまずは配当金再投資についてのルールを変更しました。

「手数料負け」を気にしなくてよくなったため、配当金を受け取ったらすぐにその銘柄に再投資することが可能になったからです。

これで「正真正銘の配当金再投資」を行うことができるようになりました。

以下の記事のように、今月から実践しています。

それに伴い、月末の新規購入に関する投資ルールについても見直すことといたしました。

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月末の新規購入に関する投資ルールも変更

配当金再投資のルール変更により、配当金は「正真正銘の配当金再投資」に回ることになりました。

そこで、毎月末の購入資金を何に回すかを再検討する必要が出てきました。

配当金を購入資金にあてていたETFの購入をやめるというのも選択肢ではありますが、今の私の気持ちとしては、個別株もETF(主にS&P 500ETF)もどっちも毎月購入を続けたいんですよね。

個別株の魅力は、株を保有している企業について色々調べることで、新しいことや知らなかったことをたくさん知ることができることです。

一方、ETFの魅力は、「ダウの犬もどき&崩れ戦略」による「節操のない下手くそな」私のポートフォリオよりおそらくパフォーマンスが良いと思われることです。ちなみに最近はS&P 500ETFであるVOOを購入していました。

個別株×2&ETF×1にするか、個別株×1&ETF×1にするか、個別株×1&ETF×2にするか、もしくはもっと細かく分散するか・・・

最低取引手数料が無料となったおかげで選択肢は増えましたが、同時に悩みも増えた感じです。

 

正直まだ悩んでいますので、今月は暫定ルールを採用することにしました。

今月の暫定ルールの決め手となったのは、ジョンソン・エンド・ジョンソン(JNJ)の株価下落です。

「ベビーパウダー内へのアスベスト混入隠蔽疑惑」により、株価が下落しています。

私は約2年半、保有銘柄のうちその時点での時価総額が最も低い銘柄と2番目に低い銘柄を毎月末に購入していましたが、JNJは株価がずっと安定していましたので、一度も購入対象になったことがありませんでした。

もちろんこれからさらに下落する可能性もありますが、「せっかくなので今のうちにJNJを多めに購入しておきたい」という気持ちもあり、とりあえず今月は保有銘柄のうち時価総額が一番低い個別株1つ&S&P 500ETFであるVOOをそれぞれ約14万円ずつ購入することにしました。

今月は新規購入に当てる投資額そのものも若干増やしました。これも依然として悩んでいるところですので、暫定的ということになりますね。

その結果、今月はJNJとVOOをそれぞれ以下のように購入しました。

 

購入銘柄 購入単価 株数 手数料
JNJ $130.78 10 $6.36
VOO $276.56 5 $6.72

投資ルールの安易な変更に潜むリスク

今回、投資ルールを変更するに至りましたが、良かった点と反省点とが共存した変更になったと思っています。

 

まずは良かった点です。

米国株最低取引手数料無料化に伴い、配当金再投資に関しては「正真正銘の配当金再投資」方式に変更しましたが、これは良い変更であったと思っています。

この変更によってルールがさらに明確化したことで、今後も淡々と配当金を再投資しやすくなったように思います。

 

次に反省点です。

これは、新規購入に関するルール変更に関してです。

配当金再投資に関する変更に伴って、新規購入のルールも変更することになったこと自体は別にいいとは思うのですが、「せっかくなので今のうちにJNJを多めに購入しておきたいというのは、今後の投資生活においてのリスクとのなりうる危険が潜んでいると感じています。

それは、投資ルールはできるだけ数値などの客観的指標のみに基づくルールであるべきであり、かつそのルールに淡々と従うべきと私は思っているからです。

そう思う根拠は、やはりリーマンショックの経験からです。

リーマンショック時の私の行動は、以前に記事にした通りです。

 

こういう行動をとってしまったのは、自分の投資ルールが堅固なものでなかったからだと思っています。

もちろん、投資ルールは1回決めたら永遠にそれに従わないといけないわけではありませんので、変更すること自体が悪いわけではありません。

ただ、今回の変更の一番の問題点は、「せっかくなので今のうちにJNJを多めに購入しておきたい」という主観が入ってしまった点です。

こういう主観が入りこむ余地があると、そのうちまた来るかも知れない暴落時に再び「狼狽売り」をしてしまうリスクをはらんでいると思うのです。

リーマンショックを経験した私が、そのうち来るかも知れない暴落時の行動として唯一決めていることは、「暴落時もひたすら買い増しする」ということです。

その際の買い増し銘柄や買い増し金額はもしかしたら変更しているかもしれません。ただそれはそれほど大きな問題ではないと思っています。

私が大切だと思っていることは、暴落時に必ず襲ってくる「不安という感情」に従って行動しないということです。

 

暴落時に自分の資産がどんどん目減りするのを目の当たりにして冷静でい続けられる人はほとんどいませんよね。

だからこそ、今から暴落時に備えて、堅固な投資ルールを決めておく、つまり主観をできるだけ排除した投資を行う訓練をしておく必要があると思っています。

以前にも言いましたが、私が決めているように、暴落時に「ひたすら買い増し続ける」ことだけが正解とは思いません。「投資に正解はない」からです。

「休むも相場」という言葉がある通り、暴落時に「一旦資産をすべて引き上げる」という選択肢もあると思います。

ただ、繰り返しますが、ここで重要なのは、「堅固なルールを決めておく」ことだと思います。

資産を引き上げるとしても、何割目減りしたら一旦引き上げるのか、どの指標がどうなったら再び投資を再開するのか、などを決めておいた方がいいわけです。

それを決めておかないと、リーマン・ショック時の私のように、短期間で「狼狽売り→再投資→狼狽売り」をひたすら繰り返すリスクがあると思います。

職場でリスク管理に関して散々言われていると思いますが、投資においても「暴落時のシュミレーション」というリスク管理は必要だということです。

まとめ

今回は、米国株最低取引手数料の無料化に伴って私の投資ルールが変更になったことから、投資ルールの安易な変更に伴うリスクについて記事にしました。

「こんなこと考えるくらいならルール変更する前に思いとどまればよかったのに…」と思われるかもしれません。

しかし、やっぱりそこが人間なんですよね(笑)

これまでも様々な人が言及していますが、投資においては人間の感情が一番の敵であるわけです。

だから「最適解はS&P 500に連動するETFだけを購入&配当金再投資し続けること」だと言われているのだと思います。

それかウェルスナビのようなロボットアドバイザーを利用すればいいのかもしれません。

しかし、やはりそれだけでは面白くないんですよね。

私は、銘柄分析は正直苦手なんですが、企業について勉強したり、ブログを書いたりすることを楽しんでいます。ですので、S&P 500に連動するETFだけに絞ったり、ロボットアドバイザーに丸投げしたりするのは物足りないんですよね。

中途半端であり最適解とはほど遠いかもしれませんが、これからも個別株とETFの両方に投資することで、できるだけ投資を楽しみながらも、できるだけ良いパフォーマンスを狙っていきたいと思います。

なんか言ってることがめちゃくちゃ矛盾していますが(笑)

 

今回の記事が、いつか来るかもしれない暴落時の備えとして、少しでも若い投資家の皆さんのお役に立つことができれば幸いです。

これからも投資を楽しんでいきましょう!

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