購入を検討したい高配当&増配ETF[HDV][VYM][SPYD][VIG][PFF]を一気に調査
TeroVesalainen / Pixabay
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はじめに

私の現在のポートフォリオは個別株が中心ですが、ETFも増やしていこうかと考えています。

私がすでに保有しているETFとしてはS&P 500 ETFがありますが、新たに購入を検討したいETFはやはり高配当ETFや増配ETFですね。

特に高配当ETFは米国株投資家のみなさんに非常に人気ですよね。

そこで、今後購入するかどうかを検討するために、高配当ETFであるiシェアーズ・コア 米国高配当株 ETF[HDV]、バンガード・米国高配当株式ETF[VYM]、SPDR ポートフォリオ S&P 500 高配当株式 ETF[SPYD]、iシェアーズ 優先株式 & インカム証券 ETF[PFF]と、増配ETFであるバンガード・米国増配株式ETF[VIG]について調べてみました。

 

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iシェアーズ・コア 米国高配当株 ETF[HDV]

iシェアーズ・コア 米国高配当株 ETF[HDV]は設定日が2011年3月29日のETFです。

経費率は0.08%で、2019年7月31日現在の利回りは約3.27%で、銘柄数は75です。意外に少ないですね。

では、2019年8月14日時点での組入銘柄や保有比率を見てみましょう。

BlackRock社のホームページでは全組入銘柄を見ることができます。一応有名どころが続いていたので14位まで書き出しました。

2019年8月14日の終値は$90.65でした。

銘柄 ティッカー 保有比率 セクター
エクソンモービル XOM 9.36% エネルギー
ベライゾンコミュニケーションズ VZ 6.84% 通信
ジョンソン・エンド・ジョンソン JNJ 6.58% ヘルスケア
シェブロン CVX 6.30% エネルギー
プロクター・アンド・ギャンブル PG 5.67% 生活必需品
フィリップモリス PM 5.53% 生活必需品
ウェルズファーゴ WFC 5.20% 金融
コカコーラ KO 4.62% 生活必需品
ファイザー PFE 4.55% ヘルスケア
メルク MRK 4.16% ヘルスケア
ペプシコ PEP 3.72% 生活必需品
アムジェン AMGN 3.01% ヘルスケア
テキサスインストルメント TXN 2.33% 情報技術
3M MMM 2.32% 資本財・サービス

 

おなじみの銘柄が多いですね。

私は、11位のペプシコ[PEP]、12位のアムジェン[AMGN]と13位のテキサスインストルメント[TXN]は保有していませんが、それ以外は保有しています。

次に2019年8月13日時点のセクター別保有比率です。

 

セクター 保有比率
エネルギー 22.96%
生活必需品 20.25%
ヘルスケア 18.35%
金融 9.72%
公益事業 8.18%
資本財・サービス 7.56%
通信 7.22%
情報技術 3.22%
一般消費財・サービス 2.01%
キャッシュ・デリバティブ等 0.45%
不動産 0.08%

 

セクターでは、エネルギー・生活必需品・ヘルスケアの3セクターで6割以上を占めているのが特徴ですね。

 

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バンガード・米国高配当株式ETF[VYM]

バンガード・米国高配当株式ETF[VYM]は設定日が2006年11月10日のETFです。

経費率は0.06%で、2019年7月31日時点の利回りは約3.29%で、銘柄数は419です。銘柄数はiシェアーズ・コア 米国高配当株 ETF[HDV]の5倍以上ありますね、

では、2019年7月31日時点での組入銘柄や保有比率を見てみましょう。

バンガード社はホームページでは上位10位しか掲載されていないんですよね。

しかも、このETFではセクターの分類表記が通常の表記と異なっていてややこしいです。分析しにくいので、表記を現在使用されている一般的なセクターに合わせて欲しいと思いました。

2019年8月14日の終値は$83.90でした。

 

銘柄 ティッカー 保有比率
JPモルガンチェース JPM 3.70%
ジョンソン・エンド・ジョンソン JNJ 3.40%
エクソンモービル XOM 3.10%
プロクター・アンド・ギャンブル PG 2.90%
AT&T T 2.40%
シスコシステムズ CSCO 2.40%
シェブロン CVX 2.30%
ベライゾンコミュニケーションズ VZ 2.20%
インテル INTC 2.20%
ファイザー PFE 2.10%

 

私はこの上位10銘柄のうちJPモルガン・チェース[JPM]以外は全て保有していますね。

次に2019年7月31日時点のセクター別保有比率です。

 

セクター 保有比率
金融 18.80%
一般消費財 14.20%
ヘルスケア 12.30%
テクノロジー 10.90%
消費者サービス 9.60%
石油&ガス 9.00%
公益事業 8.60%
資本財 8.30%
電気通信 4.80%
素材 3.60%

 

金融・一般消費財・ヘルスケア・テクノロジーの4セクターで50%以上を占めています。

 

SPDR ポートフォリオ S&P 500 高配当株式 ETF[SPYD]

SPDR ポートフォリオ S&P 500 高配当株式 ETF[SPYD]は、設定日が2015年10月21日の比較的新しいETFです。

経費率は0.07%で、2019年8月13日時点の利回りは約4.67%で、銘柄数は80です。こちらはiシェアーズ・コア 米国高配当株 ETF[HDV]とほぼ同じ銘柄数ですね。

しかも保有比率をできるだけ均等にしているのが特徴です。

では、2019年8月14日時点での組入銘柄や保有比率を見てみましょう。上位10銘柄と、他のETFで出てくる代表的な公益事業と、私の保有銘柄を入れておきたいと思います。

2019年8月14日の終値は$35.48でした。

 

銘柄 保有比率
Newell Brands In 1.48%
Crown Castle International Corp 1.45%
Kellogg Company 1.43%
Ventas Inc. 1.42%
HCP Inc. 1.41%
Welltower Inc. 1.41%
Realty Income Corporation 1.40%
サザンカンパニー 1.38%
AT&T Inc. 1.38%
Campbell Soup Company 1.38%
デュークエナジー 1.38%
ドミニオンエナジー 1.35%
ベライゾンコミュニケーションズ 1.34%
フィリップモリス 1.32%
シェブロン 1.26%
アルトリアグループ 1.24%
エクソンモービル 1.21%
IBM 1.18%

 

なかなかクセが強いラインナップです。知らない企業が結構あります。

その中でも定番の通信株・エネルギー株・タバコ株なども入っており、なかなか面白いETFとなっています。

 

次に2019年8月14日時点のセクター別保有比率です。

 

セクター 保有比率
不動産 20.00%
一般消費財 16.76%
エネルギー 11.99%
公益事業 10.81%
生活必需品 10.19%
金融 9.13%
情報技術 6.24%
コミュニケーション・サービス 5.24%
素材 4.67%
ヘルスケア 2.55%
資本財 2.41%

 

不動産・一般消費財・エネルギー・公益事業で50%以上を占めています。

不動産と公益事業が多いのが特徴ですね。

 

バンガード・米国増配株式ETF[VIG]

バンガード・米国増配株式ETF[VIG]は設定日が2006年4月21日のETFです。10年以上連続増配の実績を持つ米国株で構成されています。

経費率は0.06%で、2019年7月31日現在の利回りは約1.82%で、銘柄数は184です。

では、2019年7月31日時点での組入銘柄や保有比率を見てみましょう。

2019年8月14日の終値は$114.36でした。

銘柄 ティッカー 保有比率
マイクロソフト MSFT 4.50%
ビザ V 4.40%
プロクター・アンド・ギャンブル PG 4.40%
ウォルマート WMT 4.10%
コムキャスト CMCSA 3.50%
ジョンソン・エンド・ジョンソン JNJ 3.50%
マクドナルド MCD 2.90%
アボットラボラトリーズ ABT 2.80%
メドトロニック MDT 2.50%
ユニオンパシフィック鉄道 UNP 2.40%

 

次に2019年7月31日時点のセクター別保有比率です。

 

セクター 保有比率
資本財 26.90%
消費者サービス 19.90%
ヘルスケア 12.00%
金融 11.80%
一般消費財 10.90%
テクノロジー 8.80%
公益事業 5.70%
素材 3.90%
電気通信 0.10%

 

上位2つの資本財と消費者サービスでが45%以上占めているのが特徴ですね。

 

iシェアーズ 優先株式&インカム証券 ETF[PFF]

iシェアーズ 優先株式&インカム証券 ETF[PFF]は設定日が2007年3月26日のETFです。優先株式やハイブリッド証券を対象としたETFです。

経費率は0.46%で、2019年7月31日現在の利回りは約5.46%で、銘柄数は472です。

ハイブリッド証券とは、株式と証券の中間の性質を持った証券で、優先株式、劣後債などを含みます。優先株式とは、株主総会で議決権を行使できないかわりに普通株式より優先的に剰余金の配当を受けることができる株式です。劣後債とは、企業が破産した際に元利金の支払い順位が普通社債より下になるかわりに利率が高い社債のことです。

他のETFと同じように組入銘柄や保有比率を見ようと思いましたが、リストを見ると同じ銘柄の名前が何回も出てくるんですよね。企業が複数の優先株式や劣後債を出しているからかもしれません。さすがに全部は計算できませんでしたので、これまでに出てきたJPモルガンチェース[JPM]と、ウェルズファーゴ[WFC]、AT&T[T]、サザンカンパニー[SO]、デュークエナジー[DUK]とドミニオンエナジー[D]だけ合算しました。名前が異なるものもありましたのですべて合算するのが正しいのかわかりませんでしたが、ティッカー名が同じものは保有比率を合算して掲載しています。

銘柄 ティッカー 保有比率
ウェルズファーゴ WFC 5.45%
JPモルガンチェース JPM 4.90%
AT&T T 0.86%
デュークエナジー DUK 091%
ドミニオンエナジー D 1.36%
サザンカンパニー SO 1.14%

2019年8月14日の終値は$37.16でした。

次に2019年7月31日時点のセクター別保有比率です。

これも細かく分けられすぎていて比較分析しにくいですが、そのまま掲載しました。

セクター 保有比率
銀行業 30.48%
各種金融 20.77%
公益事業 12.09%
不動産 11.35%
保険業 10.20%
電気通信 3.14%
エネルギー 2.47%
ヘルスケア機器・サービス 2.37%
資本財 2.36%
食品・飲料・タバコ 1.44%
キャッシュ、デリバティブ等 0.77%
小売 0.52%
輸送 0.50%
医薬品・バイオテクノロジー・ライフサイエンス 0.41%
素材 0.35%
自動車・自動車部品 0.30%
商業・専門サービス 0.23%
耐久消費財・アパレル 0.13%
家庭用品・パーソナル用品 0.10%

保険業を含んだ金融で60%以上、不動産も含むと70%以上になります。

それぞれ1株ずつ買った場合の各銘柄投資額は?

ではiシェアーズ・コア 米国高配当株 ETF[HDV]、バンガード・米国高配当株式ETF[VYM]、SPDR ポートフォリオ S&P 500 高配当株式 ETF[SPYD]、バンガード・米国増配株式ETF[VIG]とiシェアーズ 優先株式 & インカム証券 ETF[PFF]をそれぞれを1株ずつ買った場合の、代表銘柄の投資額をドル表記してみました。

保有比率と株価の基準日がずれていたり、バンガード社のETFは上位10銘柄しかわからなかったので11位以下にランクインしていても計算に入っていなかったり、様々な問題はありますができる範囲で計算してみました。

株価および保有比率はいずれも2019年7月31日、8月13日、8月14日時点のものです。

ティッカー HDV VYM SPYD VIG PFF
XOM $8.485 $2.601 $0.429
CVX $5.711 $1.930 $0.447
VZ $6.200 $1.846 $0.475
T $2.014 $0.490 $0.320
JNJ $5.965 $2.853 $4.003
MRK $3.771
PFE $4.125 $1.762
AMGN $2.729
ABT $3.202
MDT $2.859
PM $5.013 $0.468
MO $0.440
KO $4.188
PEP $3.372
PG $5.140 $2.433 $5.032
WMT $4.689
MCD $3.316
CMCSA $4.003
JPM $3.104 $1.821
WFC $4.714 $2.025
TXN $2.112
CSCO $2.014
INTC $1.846
IBM $0.419
MSFT $5.146
V $5.032
MMM $2.103
UNP $2.745
SO $0.490 $0.424
DUK $0.490 $0.338
D $0.479 $0.505

 

やってみましたが、個別銘柄だとわかりにくくてあまり意味ないですね。

本当はセクターごとに計算して、これらのETFをどういう比率で購入するとセクターバランスがよくなるかを検証したかったのですが、ETFによって分類されてるセクターがバラバラですし、かつバンガード社のホームページは全保有銘柄を掲載してくれていなかったので、断念せざるをえませんでした。残念です。

 

どれをポートフォリオに入れるか?

以上、高配当ETFであるiシェアーズ・コア 米国高配当株 ETF[HDV]、バンガード・米国高配当株式ETF[VYM]、SPDR ポートフォリオ S&P 500 高配当株式 ETF[SPYD]、iシェアーズ 優先株式 & インカム証券 ETF[PFF]と、増配ETFであるバンガード・米国増配株式ETF[VIG]を調べてみた結果、現時点で私のポートフォリオに入れるかどうか検討してみました。

iシェアーズ・コア 米国高配当株 ETF[HDV]、バンガード・米国高配当株式ETF[VYM]はなんとなく購入したいと思っていましたが、代表銘柄はほとんど個別株として購入済みなので、あえて購入する必要はないかなと思いました。

SPDR ポートフォリオ S&P 500 高配当株式 ETF[SPYD]は、高配当は魅力的ですが、私にとってはクセがちょっと強すぎますね。今のところ不動産や公益事業をポートフォリオに多めに入れようとは思っていませんので、こちらも現時点では見送りといった感じでしょうか。

iシェアーズ 優先株式 & インカム証券 ETF[PFF]は、ここに入れていいかどうか悩みましたが、特殊なETFですね。債券に似た動きをするETFですので、やはり現時点ではあえて購入する必要はなさそうに思いました。

最後にバンガード・米国増配株式ETF[VIG]ですが、これはちょっと魅力的に感じましたね。私のポートフォリオにも少しは入れてみたいと思う銘柄がいくつか組み入れられていました。ただ、利回りが低いんですよね。この利回りなら、あえてこれをポートフォリオに加えなくても、S&P 500 ETFでいいのではないかと思いました。

 

まとめ

今回は、私が購入を検討してみたかった高配当ETFであるiシェアーズ・コア 米国高配当株 ETF[HDV]、バンガード・米国高配当株式ETF[VYM]、SPDR ポートフォリオ S&P 500 高配当株式 ETF[SPYD]、iシェアーズ 優先株式 & インカム証券 ETF[PFF]と、増配ETFであるバンガード・米国増配株式ETF[VIG]を調べてみました。

結果として、現時点ではいずれのETFも現時点では購入を見合わせる結果となりました。

今回高配当ETFと増配ETFを調べて思ったことは、私はたしかに配当金生活を目指してはいますが、今すぐ配当金生活をする予定ではないので、今は資産を増やすことに集中したらいいのではないかということです。

また、今回これらのETFを調べてみてもう一つ思ったことがあります。これまでは米国株取引をする時はいわゆる「手数料負け」を気にする必要があったため、少額で個別株を購入するのが難しかったわけです。高配当株や連続増配株を買いたいけど少額だと「手数料負け」してしまうので、iシェアーズ・コア 米国高配当株 ETF[HDV]やバンガード・米国高配当株式ETF[VYM]を購入することで分散投資していたケースもあったわけですが、先月からの米国株最低手数料無料化によって少額投資が非常にしやすくなったため、これらのETFを選択せずに個別株を選択するケースが増えるのではないかとも思いました。

 

今回これらのETFを調べることで色々整理できましたので、今後のプランをなんとなく考えてみました。

まずはバンガード・トータル・ストック・マーケットETF[VTI]、バンガード S&P500ETF[VOO]、 iシェアーズ・コア S&P 500 ETF[IVV]を中心に投資して資産をできるだけ増やし、年齢を重ねるごとに今回調べた高配当ETFの割合を徐々に増やしていくことで、将来的な配当金生活に備えていこうかと考えました。

 

まあ最近すぐに投資方針が変わるので、また考えが変わるかもしれませんが、現時点ではとりあえずETFに関してはこれまで通りS&P500 ETFを中心にしていこうかと思います。

 

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