【JNJ】ジョンソンエンドジョンソン2019年度Q3決算を分析!
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はじめに

2019年10月15日にジョンソンエンドジョンソン[JNJ]の2019年度Q3決算が発表されました。

EPS売上高
予想$2.01$201.4億
結果$2.12$207.3億

EPSも売上高も予想を上回りました。

売上高は前年同四半期より1.9%の増加でした。為替の影響を除けば3.2%の増加でした。

ガイダンスでは、年間売上高の見通しは、2019年7月の時点では$808億~816憶でしたが、$818億~$823億に上方修正されました。また、予想EPSも2019年7月の時点では$8.73~$8.83でしたが、$8.84~$8.89に上方修正されました。

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2019年度Q3決算

地域別売上高

地域別の売上高は、米国内は前年同四半期より1.2%増の$107.91億、米国外は2.6%増(為替の影響を除けば5.4%増)の$99.38億でした。

米国外に関しては、前年同四半期の売上高と比較して、ヨーロッパでは1.0%増(為替の影響を除けば5.2%増)、米国以外の西半球では4.0%減(為替の影響を除けば1.0%増)、アジア太平洋&アフリカでは7.3%増(為替の影響を除けば7.5%増)でした。

部門別売上高

次は部門別売上高です。一般消費者部門は前年同四半期より1.6%増(為替の影響を除けば3.3%増)で$34.69億、医薬品部門は前年同四半期より5.1%増(為替の影響を除けば6.4%増)で$108.77億、医療機器部門は前年同四半期より3.1%減(為替の影響を除けば2.0%減)で$63.83億でした。

一般消費者部門の売上高は米国内で1.7%増、米国外で1.4%増(為替の影響を除けば4.3%増)でした。一部ベビーケア製品の不調に相殺されましたが、美容製品のニュートロジーナ(NEUTROGENA)、解熱鎮痛剤のタイレノール(TYLENOL)や呼吸器系製品や消化器系製品などのOTC製品に牽引されました。

グラフで示すように、一般消費者部門の主力は美容製品とOTCです。

ベビーケアの売上高は米国内外で減少し、前年同四半期より11.6%減(為替の影響を除けば9.8%減)でした。

美容製品の売上高は米国内外で増加し、前年同四半期より6.8%増(為替の影響を除けば8.1%増)でした。

オーラルケアの売上高は、前年同四半期より1.4%減(為替の影響を除けば0.2%増)でした。

OTCの売上高は米国内外で増加し、前年同四半期より4.8%増(為替の影響を除けば6.5%増)でした。

女性用製品の売上高は米国内外で減少し、前年同四半期より5.3%減(為替の影響を除けば1.3%減)でした。

創傷用製品&その他の売上高は米国内外で増加し、前年同四半期より2.4%増(為替の影響を除けば3.0%増)でした。

医薬品部門は米国内で4.0%増、米国外で6.8%増(為替の影響を除けば10.0%増)でした。

グラフで示すように、医薬品部門の主力は自己免疫疾患分野と腫瘍分野です。

自己免疫疾患分野の売上高は米国内外で増加し、前年同四半期より9.3%増(為替の影響を除けば10.3%増)でした。レミケードはバイオシミラーとの競合のため、前年同四半期より17.6%減(為替の影響を除けば16.9%減)でした。相変わらず厳しいです。しかし、レミケードの減少分を補っているのがステラーラです。ステラーラは乾癬やクローン病などに適応を持つ抗ヒトIL-12/23p40モノクローナル抗体製剤です。ステラーラは米国内外で大きく売り上げをのばし、前年同四半期より29.6%増(為替の影響を除けば30.9%増)でした。

感染症分野の売上高は、米国内では前年四半期より21.2%増、米国外では前年四半期より12.0%減(為替の影響を除くと9.0%減)で、全体では前年同四半期より1.9%増(為替の影響を除くと3.6%増)でした。感染症分野の主力製品は抗HIV薬です。エジュラントの売上高は米国内で減少し米国外で増加、プリジスタ&プレジコビックス配合錠&レゾルスタ配合錠&シムツーザ配合錠の合計売上高は米国内で増加し米国外で減少という流れはQ2と同じでした。

精神神経疾患分野の売上高は、米国内では前年同四半期より20.7%増、米国外では前年同四半期より3.5%減(為替の影響を除くと1.4%減)で、全体では前年同四半期より7.1%増(為替の影響を除けば8.2%増)でした。

主力製品は、統合失調症に適応がある抗精神病薬であるインヴェガサステナ、ゼプリオン、インヴェガトリンザおよびTREVICTAです。これらの売上高は米国内外で前年同四半期より増加し、米国内では18.3%増、米国外では5.9%増(為替の影響を除くと9.4%増)で、全体では13.7%増(為替の影響を除くと15.0%増)でした。

腫瘍分野の売上高は、米国内では前年同四半期より6.3%減、米国外では前年同四半期より18.8%増(為替の影響を除くと22.9%増)で、全体では前年同四半期より6.7%増(為替の影響を除けば8.8%増)でした。

主力製品は、多発性骨髄腫治療薬のダラザレックス、マントル細胞リンパ腫や慢性リンパ性白血病に適応があるイムブルビカ、去勢抵抗性前立腺癌に適応があるザイティガです。ダラザレックスの売上高は米国内外で前年同四半期より増加し、全体で53.5%増(為替の影響を除くと56.6%増)でした。イムブルビカの売上高は米国内では前年同四半期より34.0%増、米国外では前年同四半期より27.6%増(為替の影響を除くと33.0%増)で、全体では前年同四半期より30.6%増(為替の影響を除けば33.5%増)でした。ザイティガの売上高は米国内では前年同四半期より55.8%減、米国外では前年同四半期より17.8%増(為替の影響を除くと21.1%増)で、全体では前年同四半期より22.7%減(為替の影響を除けば21.2%減)でした。

肺高血圧分野の売上高は、米国内では前年同四半期より0.5%増、米国外では前年同四半期より1.6%減(為替の影響を除くと0.6%増)で、全体では前年同四半期より0.3%減(為替の影響を除けば0.5%増)でした。

主力製品は、オプスミットとウプトラビです。オプスミットの売上高は、米国内では前年同四半期より12.9%増、米国外では前年同四半期より10.1%増(為替の影響を除くと13.2%増)で、全体では前年同四半期より11.7%増(為替の影響を除けば13.0%増)でした。ウプトラビの売上高は、米国内では前年同四半期より20.2%増、米国外では前年同四半期より52.1%増(為替の影響を除くと58.7%増)で、全体では前年同四半期より23.4%増(為替の影響を除けば24.0%増)でした。

心血管&代謝&その他の分野の売上高は、米国内では前年同四半期より6.9%減、米国外では前年同四半期より1.3%減(為替の影響を除くと1.1%増)で、全体では前年同四半期より5.4%減(為替の影響を除けば4.8%減)でした。主力製品は抗凝固薬のイグザレルトです。イグザレルトはバイエルの薬ですが、米国での販売権はジョンソン・エンド・ジョンソン[JNJ]が取得しているようです。したがって米国内だけの売上高になりますが、前年同四半期より0.1%の増加でした。

医療機器部門は米国内で4.4%減、米国外で1.9%減(為替の影響を除けば0.3%増)でした。

グラフで示すように、医療機器部門の主力は外科分野と整形外科分野です。

血管内治療分野の売上高は、米国内では前年同四半期より11.5%増、米国外では前年同四半期より15.3%増(為替の影響を除くと17.0%増)で、全体では前年同四半期より13.4%増(為替の影響を除けば14.3%増)でした。心房細動をはじめとした不整脈のカテーテル治療に用いられる電気生理学製品が相変わらず好調なようです。

整形外科分野の売上高は、米国内では前年同四半期より1.2%増、米国外では前年同四半期より1.2%増(為替の影響を除くと4.1%増)で、全体では前年同四半期より1.2%増(為替の影響を除けば2.3%増)でした。

外科分野の売上高は、米国内では前年同四半期より7.4%減、米国外では前年同四半期より0.8%増(為替の影響を除くと3.5%増)で、全体では前年同四半期より2.7%減(為替の影響を除けば1.2%減)でした。

眼科分野の売上高は、米国内では前年同四半期より1.4%増、米国外では前年同四半期より8.0%増(為替の影響を除くと9.1%増)で、全体では前年同四半期より5.4%増(為替の影響を除けば6.1%増)でした。コンタクトレンズが好調だったようですね。

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まとめ

今回は、ジョンソンエンドジョンソン[JNJ]の2019年度Q3決算について分析しました。

オピオイド訴訟&ベビーパウダー訴訟に揺れるジョンソンエンドジョンソン[JNJ]ですが、業績自体は好調なようです。

オピオイド訴訟については以前にブログで深掘りしてみました。私個人としては比較的楽観視はしていますが、訴訟はどっちに転ぶかわからない部分も非常に大きいですので、やはり気になるところです。

ベビーパウダー訴訟については、まだきちんと調べることができていませんので、一度きちんと調べて記事にしてみたいと思っています。

業績や訴訟の行方を注視しつつ、これからもホールド&配当金再投資を継続していきたいと思います。

2019年度Q2決算の記事です。薬剤の詳細などについてはこちらの方が解説が多めですので御参照ください。

オピオイド訴訟について深掘りした記事です。

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