下落相場だからこそシミュレーションしておきたい暴落時の投資方針と心構え
Mediamodifier / Pixabay
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はじめに

米国市場も日本市場も、8月に入ってからかなり下落してきましたね。

つい最近投資を開始したという方の中には、こういう短期間での急な株価の下落自体が初体験だった方もいらっしゃるかもしれません。

これが本格的な暴落のきっかけなのか、それとも短期間の調整で終わるのかはわかりません。

しかし、こういう時こそ自分の投資方針や心の動きを見つめ直す良い機会になるんですよね。

今回は、下落相場だからこそシミュレーションしておきたい暴落時の投資方針と心構えについて記事にしたいと思います。

 

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20198月に入ってからの米国市場

8月に入ってから約2週間で株価は結構下がりましたね。

ダウ工業株30種平均は、2019年7月31日終値$27198.02→813日終値$25896.44S&P500731日終値3013.2399→8132882.36と、いずれも4.5%前後の下落となりました。

8月14日はダウ工業株30種平均が+$383.47、S&P500が+40.20と、再びかなり戻しましたが、不安定な状態はしばらく続きそうな印象です。

 

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直近の下落相場でどのような行動をとったか?

最近米国株投資を始めた方にとっては、この2週間の下落相場が初めての株価急落の経験であった方もいらっしゃるかもしれませんね。

米国株投資家のみなさんはこの2週間にどのような行動をされたでしょうか。

この2週間に米国株投資家のみなさんがとられたかもしれない行動の例を以下に羅列してみました。

 

  • 余裕資金を出来る限り投入して新規購入した
  • 一部もしくは全部を一旦売却して、できるだけ下がりきった時に再び購入しようとした
  • できるだけ下がりきってから新規購入しようと手ぐすね引いて待っていた
  • 自分で決めている投資方針に従うだけなので特に何も取引しなかったor投資方針通りに取引した

 

ちなみに私の場合、現在投資方針として決めていることは、「毎月末に新規購入を行う」ことと、「受け取った配当金を同じ銘柄に再投資する」ことです。

したがって、この2週間の下落相場は月末ではありませんでしたので新規購入は行っていません。

ただ、先日記事にもしましたが、AT&T[T]とベライゾンコミュニケーションズ[VZ]から配当金を受け取りましたので、その配当金の再投資を行いました。

 

最後の1例は現在の私と同じ方針ですので省きますが、それ以外の3例の行動をとられた方がいらっしゃったとして、その際の行動と心境について予想してみました。

 

「余裕資金を出来る限り投入して新規購入した」方々は、実際の行動と心境はどうでしたか?

私の経験から言うと、「ここはおそらく短期の調整だから押し目買いしよう!」→「もっと下がったらどうしよう・・・」→「さらに下がってしまったけどもう投入する資金がない・・・」という感じになったことがありますが、どうでしたでしょうか?

 

「一部もしくは全部を一旦売却して、できるだけ下がりきった時に再び購入しようとした」方々は、実際の行動と心境はどうでしたか?

私の経験から言うと、数日下落した翌日に大幅に回復したりするのを目の当たりにして、結局売値とあまりかわらない値であせって買い戻したりしたことがありますが、どうでしたでしょうか?

 

「できるだけ下がりきってから新規購入しようと手ぐすね引いて待っていた」方々は、実際の行動と心境はどうでしたか?

私の経験から言うと、「かなり安くなったあたりで指値で待とう!」→「あれ?もしかしてここまで下がらないかな・・・」→「買うタイミング逃したくないのでこのあたりで買おう!」→「さらに下がってしまった・・・」という感じになったことがありますが、どうでしたでしょうか?

 

なぜ米国株を選択したのかについて再考する

ここで、自分がなぜ他の投資方法ではなく、あえて米国株取引を選択しているかを再考してみました。

私の場合は、以下のような理由があげられます。

 

  • 歴史上、米国市場は長期的には右肩上がりであったこと
  • 今後も米国の人口は増加することが見込まれること
  • 株主資本利益率(ROE)や利益率が高い企業が多いこと
  • 配当や自社株買いなど株主還元に積極的な企業が多いこと

 

以上のような理由で米国株取引を選択していますので、基本的には米国市場が長期的に右肩上がりであり、米国企業は成長を続け、かつ株主還元も継続してくれることを期待しています。

たまに例外はあるものの原則としては永続保有するつもりですので、短期間でキャピタルゲインを得ることを考えたことはありません。

つまり上昇時も下落時に売却するつもりはないわけです。

もしキャピタルゲインを主に考えているのであれば、決して米国株取引にこだわる必要はなく、もっとボラティリティの高い市場を選択する方がいいと考えています。

 

下落相場で問題になることは、「どこが底値かを判断することはできるのか?」ということに尽きると思います。

もしあなたがこれを判断することができるのであれば、すぐにお金持ちになることができるでしょう。

しかしその能力があれば米国株取引にこだわる必要はないと考えます。

その能力がある場合、できるだけボラティリティが高い市場を選べば、資産はすごい勢いで増え続けること間違いなしです。

しかし、残念ながら私はそのような能力を持っていません。

だからこそ、米国市場が今後も右肩上がりであり、米国企業が今後も成長を続け、かつ株主還元も継続してくれることを信じて米国株投資を行うことに決めたわけです。

そして、どこまで上昇するか&どこまで下落するかを予想する能力がないからこそ、原則としてドルコスト平均法を用いることにしているわけです。

 

あなたはなぜ米国株投資を選択しましたか?

もう一度自分で確認し直してみるのもいいかもしれません。

 

いずれ来るかもしれない暴落に備えた投資方針と心構え

何度も書いていますが、投資に正解はありません。

したがって、決してナンピンが悪いわけでも、できるだけ底値で買おうと頑張ってみることが悪いわけでもありません。またドルコスト平均法が必勝法であるわけでもありません。

軸となる投資方針が確立していれば、それはどのような方法でもいいと考えています。

しかし、さきほど私が予想した、この2週間でみなさんがとったかもしれない3例のような行動と心の動きは、軸となる投資方針があいまいなために起こることであり、投資方針があいまいであるとリーマンショック級の暴落が来た際に、以前の私のように狼狽売りと再投資を繰り返して立ち直れなくなってしまう危険性があるわけです。

特に若い投資家の方々には、同じような目に遭って欲しくないと思っています。

こういう下落相場を利用して自分の投資方針を確立させたり確認したりすることで、近い将来に起こるかもしれない暴落に備えてみてはいかがでしょうか?

 

まとめ

今回は、下落相場だからこそシミュレーションしておきたい暴落時の投資方針と心構えについて書きました。

下落相場はないに越したことありませんが、なかなかそうはいかないのが現実です。

しかし、こういった下落相場に取引を行ったりあえて行わなかったりすることで、下落相場にしかできない経験を積むことができます。

また、こういう時こそ、自分の投資方針を見つめ直したり、確立したりすることができるチャンスでもあります。

経験を積み重ねたり、投資方針を確立したりすることで、近い将来に起こるかもしれない暴落時にできるだけ狼狽せず淡々と自分の投資方針を貫くことができる投資家を目指していきたいですね。

 

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